アブラゼミの一生を調べてみた

2016-10-08_123927

夏と言えば、セミの声を思い出しますね。

セミの声といわれると、どんな種類を思い出されるでしょうか?

関東近県の人は、おそらく、「ミーンミンミン…」

「ジージージリジリジリジリ…」のどちらかではないでしょうか?
前者はミンミンゼミ、後者はアブラゼミの泣き声です。

実は、この2種類は、同居できないことで知られていて、

アブラゼミの住む地域には、ミンミンゼミはいないのだそうです。

そういわれてみると、子供のころ、母の田舎ではアブラゼミばかりがいたのに、

自宅のそばにはミンミンゼミしかいなかったなーと思い出しました。

アブラゼミは、5センチくらいの体で、やや丸っこい頭をしたセミです。

日本全国に広く分布していて、朝鮮半島や中国にもいるようです。

セミというと、通常は透明な羽をしているものですが、

アブラゼミは茶色い不透明な羽をしています。

こういう色をしたセミは、世界でも珍しいんだそうです。

この、アブラゼミ、最近数が減っているのではないか?と言われています。

アブラゼミは、ミンミンゼミよりも湿度が高い場所が好きなセミなのだそうです。

ヒートアイランド現象などで乾燥が続くと、

アブラゼミには住みにくい環境になってしまうせいで、

以前は都内でもたくさん見ることの出来たアブラゼミが、

すっかり珍しくなってしまったとか。

良く知られているように、セミは、幼虫の時期の方が長くて、

成虫になってからは1~2週間くらいしか生きられません。

その間に、お相手を見つけて、カップルになり、卵を産むのだから、大変ですね。

うるさく泣いているようでも、

実は、必死で出会いを求めていると思えば、見る目も変わるかもしれません。

アブラゼミは、7月~8月に卵を産みます。

細い管で樹に穴をあけて、10個くらいの卵を一つの穴に産むそうです。

卵は、そのまま冬を越して、翌年の6月に孵化します。

幼虫は卵からかえったばかりの時は、とても小さいのですが、

これが、土の中で7年過ごすうちに、5~6センチの大きさまで育つのです。

アブラゼミは、バラ科の木が好きで、

サクラやリンゴ、カリンなどの木に卵を産みます。

幼虫は、土の中で、根っこから木の樹液を分けてもらって育ちます。

木の根が傷むからと、害虫扱いする人もいるようですが、

大発生して気を枯らすような被害がおきることも稀のようです。

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